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教授紹介

名前                

伊藤 剛(イトウ ツヨシ)

専攻分野              

国際関係論 現代国際政治の理論と政策、

対外政策の実証分析

主な著書・論文                     

『同盟の認識と現実』(有信堂・2002年)
Alliance in Anxiety (New York :

Routledge, 2003)
『比較外交政策』(明石書店・2004年)
『自由の帝国』(翻訳・NTT出版・2000年)

ひとこと              

17期募集に際して
 昨年のゼミ募集の際に、私は次のように書いた。
よくグローバル化と言われるが、これまでは海外の人が日本にやってきたときに自分たちがどうそれに対処するかという話であったが、今後は自分たちが外に出て行って、どうやってグローバル社会と対峙するかということが課題となる。「外圧」という言葉に表されているように、自分たちは何もしなくても外から我々を変えてくれていた時代はもう終わった。「何もしない」のでなく、「何かをしない」とグローバル化社会に対応できなくなってきたのである。」
 国際関係論の分野では、第二次世界大戦が終わってから今日まで、一方で自由貿易体制を拡大して関税障壁を取り払うと同時に、他方で国内における社会保障体制を整備するという「両輪」操作によって経済政策を展開するのが主要な目標であった(「埋め込まれた自由主義」と呼ぶ)。それが半世紀経ってどの国でも民主主義的政治体制が拡大するに伴って、この社会保障にかかる費用がどんどん拡大し、従来の「埋め込まれた自由主義」が機能しなくなってきた。
 世の中はどんどん変わる。それに追いつくだけでなく、斜に構えて「自分の考え」を前面に出していくことも大事だ。そんな「自分の考え」を仲間との二年間を通じて形作っていく、そんなゼミでありたいと考えている。

伊藤 剛@10月30日インドネシアにて


 

 

 

 

 

 

 

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